無理せずゆるく応援

観劇してて思った事を書いていこうと思います

少し前にあった出来事で思った事

久しぶりに思った事を書きに来ました。

 

先日学生時代の友人に会ったら今ある2.5舞台とそこに出演している俳優が気になっているらしい事を言われた。
その舞台には数回行っていたので感想やら思った事を色々話をした。
舞台のチケットを取ったことがないそうなのでチケットの取り方を聞かれたので教えたら「えー何か大変そう…」「チケットって高いんだね…」と言われた。
「気が向いたら頑張ってみるね」と言われたが私の経験上「気が向いたら頑張る」は大抵頑張らない事が多いと思うので友人は多分自分でチケットを手に入れる事は無いだろう。


別の日知人がSNSで吠えていた。
「通えないは甘え!」「全通しようと思ったら出来る」「地方でも頑張って舞台通ってる人はいる!」「私は地方公演を日帰りして仕事している!友達なんてもっとしてる!」「回数入れない癖にファンを名乗るな!」

私は脳内でこの知人と友人が会って会話をしたらどうなるんだろうと想像だけした。

この公演回数入ってる人が偉いと言わんばかりの知人が私は苦手だ。
知人の言っている事は分かる。知人は凄いなと思う。
SNSの書き込みの様に推しの舞台を全通し、地方公演も通い、海外にまで足を伸ばしていた。手紙は公演毎に書いている様だし、たまにプレゼントも送っている。
推しの次の仕事へつながるかも知れないと公演には出来るだけ入っていて売り上げが還元されそうな個別グッズも購入している。
ただ全員が全員知人の様な熱量を持っていない。

何故全通出来ないの?→仕事が、学校が、用事が、お金が

と大抵こういう理由が挙げられるだろう。
じゃあ
転職しろ、学校の成績を落とせ、用事は諦めろ、お金を工面しろ
と解決策をざっくりあげるとこうなると思うが「そうだね!舞台に行けないから転職する!!」ってなる人はあんまり居ないと思う。
そこまでの情熱が無いからだ。
私の友人は気になる舞台があるけどそのチケットを頑張って取るまでの情熱が無いから「気が向いたら」と言ったんだと思う。
仕方ない、だってそこまで情熱がないから。

興味があるだけで情熱がない物に払わなきゃいけないチケットだって高く感じるに決まってる。

 


私は知人が『学校や仕事で同じグループにされた熱血形の体育会系のウザいタイプ』にしか見えないのだ。
そしてそれだけお金を掛けてる自分が偉いと言いたい様にしか見えない。


人それぞれなのになぁ…と思った。

もし、大人気舞台が女性ノーメイク500円チケットを販売したらどうなるか

※心底しょうもない話です


よく入浴中にしょうもない事を考える。
今日考えたのがタイトルの『もし、大人気舞台が女性ノーメイク500円チケットを販売したらどうなるか』である。
本気でしょーもない。
昨今2.5と呼ばれる舞台の値段も上がる一方で「テニミュって(値段が)優しすぎない…?」と友達が呟いたのが忘れられない。
そんな中若手人気俳優総集合のチケット激戦で必須であろう舞台、チケット特典付き(前方席確定)プレミアムチケット9500円、通常チケット7500円の中に
『女性限定ノーメイク来場チケット500円』
があったら皆はどうするのだろうか。

条件として
・女性限定
・18歳未満不可
・BBクリーム等色付きクリーム不可
・日焼け止め化(保湿クリームも化)
・入場してからのメイク不可(ノーメイクでの観劇)
・色つきリップクリーム不可、グロスは透明でも不可
・パウダーも不可
とする。

さて、皆どうするだろうか。
普段メイクしない方もいらっしゃるとは思うが万が一推しがこの舞台に出ていたらどうするか。
そもそも箱の大きさ、このノーメイク席の場所、キャストの客席降りの有無にもよると思う。

悪名高いが2.5舞台でおなじみのアイアと過程してこのノーメイク席が8列目(中央)で通路演出あり、最後に客席降りがあるとしよう。
見やすい8列目で尚且つファンサや接触有りが好きな人にはたまらない8列目!しかし自分はすっぴん!!さぁどうする!!!

ここまで考えてのぼせそうになったので風呂を出た。
因みに私の答えは「そもそも都会にすっぴんで行きたくない」である。(関東の田舎住在)

何故こんなしょうもない事を考え始めたかというと明日観劇だからです。
化粧とヘアセット面倒くさい。
でもこんな顔そのままで東京になんて行けない。
明日は早起きしてメイクの云う名の図化工作に励みます。

推しへの手紙/私のファンレターの書き方

前回ちらっと書いたけど私は手紙や感想を書くのが嫌いだ。
本当に何を書いていいのか分からない。
私には「面白かった」「楽しかった」「感動した」「悲しかった」「つまらなかった」しか感想の引き出しが無い。
故に小中学生の頃の夏休みの読書感想文がだいっっっきらいだった。

何をどうやって作文用紙2枚埋めろというのだ…感動したではいけないのか…。
その延長でちゃんとした手紙も嫌いだ。これまた本当に何を書いていいか分からない。
授業でやる「家族に手紙を書きましょう」みたいな授業もだいっっっきらいだった。家族に何を書けと…?夕飯のリクエスト位しか書くことがない…。

そんな私が推しの出演舞台に感動してこの気持ちを伝えたいと初めて推しにファンレターを書く事に…。
初めてファンレターを書いた時は本当にドキドキしたし、劇場のスタッフさんに渡した時は死ぬほど恥ずかしかった。
ファンレターを書くときに参考にしたのはネットにあった色んな人のファンレターの書き方。
対して参考にならないかもしれないけどたまたまこれを見た誰かがこんな感じで書くのかと思ってくれればいいし、ファンレターを書いてる方がこんな風に書いてる人も居るのかと思っていただけたらな…と。

 

・便箋と封筒
初めてファンレターを書いた時はAmazonでレターセットを購入。
普段手紙類を一切書かないのでレターセットを用意する必要があったが地元がド田舎なので便箋が売っているショッピングセンターに車を10分走らせないといけない事と小中学生向けか本格的なセットしか売ってないからだ。
Amazonなら種類も豊富だし注文時間を気にする事も無いので時間じっくり選んで購入できた。
今は観劇の為都内に行く時ハンズやロフト等でレターセットを選んでいる。
ネットで調べたらずっと同じレターセットで送ってる方と毎回変えてらっしゃる方も居るが私はファンレターを出し始めた最初の頃は同じレターセットを使用していたがそのレターセットが廃盤になってしまったのと買い物に行った際たまたま推しの出演舞台の世界観に似たようなモチーフのレターセットを発見したのでそれをきっかけに毎回違うレターセットを使用している。
それと手紙を書くのが嫌いと言いながら結構枚数を書いてしまうのでセットで買っても便箋が無くなって封筒が余る事もあったのでシンプルで何とでも合いそうな便箋だけ数組買って余った封筒を使ったりしている。
ゴテゴテしたりキャラクター物が余り好きではないので大人しめデザインレターセットで出す事が多い。


・本文
最初の頃は知り合いの方がスマホにとりあえず書きたい事を書いて書き終わったら添削していき、納得出来る文章が出来たら便箋に書き出す方法で書いていたので真似をさせてもらっていた。
スマホなら移動中や休み時間等にいつでも書き出せるし、気軽に添削したり良い言い回しが思い浮かばなかったり調べ物をする時に検索も出来るしとても便利。
今は上記の書き方の他に書きたい事を紙に箇条書きしていき順番を決めて下書きせず一気に書き上げる方法で書いたりしている(次の日観劇予定で時間が取れない時とかはこの書き方)
内容の順番は
挨拶→舞台のちょっとした感想→その舞台での推しの感想(メイン)→推しがSNSで書いた事の感想や要望→締めの挨拶。
こんな感じ。
舞台のちょっとした感想は出演舞台全体の感想、「ずっと笑いっぱなしでした」とか「感動して泣きました」とかそんな感じの事を一行位で。メインは推しへの感想なので全体的な感想は短めに。
その舞台での推しの感想、これは思いの丈を凝縮して(凝縮しないとだらだら書きそうなので)「あのシーンのあの動きでキャラクラターのこんな感情が伝わってきました」とか「別の役者さんがメインのシーンで端の方で○○されていましたね、笑いました」とか。もし何度も観劇予定があるなら「次観る時あのアドリブシーンがどうなっているか楽しみです」とか「感動シーンをもう一度見れるのが楽しみです」みたいなのも書く。
推しがSNSで書いた事の感想や要望、「共演者の皆さんとご飯に行かれていましたね、皆さんのチームワークが良さそうで見ていて楽しいです」とか「SNSで書いてた○○はどうなりましたか?気になるので今度また続きをアップしてください」とか。まぁ当たり障りの無い感じで…。
締めの挨拶、推しの仕事が順調に続いているので「次は『○○(公演名』ですね!今から楽しみです」「お身体に気をつけて頑張ってくださいね」みたいにこれまた当たり障りの無い感じで書く。
こんな感じで書いて便箋が3~4枚になるかな…?
便箋にペンを走らせるのは基本自宅で。初めて書いたファンレターをファミレスで書いたら慣れない環境のせいかただでさえ普段から悪筆なのに更に拍車を掛ける事になったので落ち着いて自分のペースで書けて慣れた机で愛用の筆記用具の類がすべて揃ってる(そりゃそうだ)自宅最高という結果になりました。
ちなみに一貫して「(推しの苗字)さん」で全文敬語で書いています。これはただ単に私が年の上下関係なく知らない赤の他人にタメ口をきかれるのが好きではないから。(多分推しはそういう事を余り気にしなさそうなのであくまで自分の問題)
あと友達みたいにフランクな感じで書くと絶対失礼な事を書く自信しかないし、無駄に便箋の枚数も増える(と思う)のが嫌なのでやらないのもある。
勝手にファンレターの便箋は2~4枚までに収めるというマイルールを作ってる。(読み手の負担を考えて)
自分の名前(署名)は本名で。これは初めてのファンレターを書く際ネットで本名で書いた方が良いというのを見た為。後日友人はファンレターの名前はHNで書いてると言われてショックを受けた。
ファンレターに住所を書いた方がいいと言うネット記事もあったが基本劇場で出す物だし本文に住所必要か…?と思ったので本文にも封筒裏面にも書いてない(事務所に送る時は勿論封筒裏に住所は書いてる/あと劇場で不特定多数の人に見られるかも知れない状況で住所を書くのは正直不安)


・ファンレターを出すタイミング
前回の舞台俳優応援スタンスの記事でも書いたがファンレターは基本観劇二回目と手元にあるチケットの最終日に出す。忙しくてファンレターを公演期間内に書けなかった場合、舞台と舞台の間が余りない時は次の舞台のファンレターの中に前舞台の感想を書く(前舞台の感想は短めに、あくまでその時の舞台の感想をメインに)。間が開くときは事務所へ送る。
毎回出してる方もいらっしゃるが手紙を書くのが苦手な私は感想の引き出しが無さ過ぎるので二回が最大値。なるべく内容が違う様にしてるつもりだけど端から見たら同じ内容のファンレターなのかも知れない…。まぁどうせ推し(と事務所の人)しか見ないだろうし推しも何通もファンレターを貰っているから内容を覚えている事もないだろう…と矛盾ぐるぐる。


・その他
ペンは暗色で記入。これは昔仕事でたまにお手紙を貰う機会があった時いただいた手紙の中に黄色やピンクで書かれていたものがあって読みにくかった事があった為。
友人がファンレターにプリを入れていると言っていたが推しに顔を晒したく無いので(認知されたいとか思わない)今後入れる予定はない。そもそもここの所とんとプリを撮っていない。
連絡先(携帯番号やLINEIDやTwitterアカウント等)は書こうと思った事すらない。
イラストは絵が下手なので描かないけど言葉では伝えにくいもの(舞台の小道具とかセットの一部とか)を伝える時に端の方に描いたりする。イラストでファンレターをかわいく出来る人が羨ましい。
便箋はデコる事は余りない。封をする時稀にシンプルなシールを使う。(シールの前にしっかりと糊付けするけど)

 

こんな感じでしょうか。手紙や感想文嫌いな私がファンレターを書こうとするとこうなります。
最近では少し慣れてきたとは言えまだファンレターを書く時は緊張する。こんなんでいいのかなとか在り来たりな感想すぎだよなとか変な文や字が汚くて申し訳ないな…とかそんな気持ちで毎回ペンを走らせているが、どうにもこうにも推しに「貴方の演技は素晴らしかったんだよ!」と伝えたい衝動が収まらない。こんな私にそう思わせる推しは凄い。
先日母親にファンレターを書いているのを見られ「そんなの書いてどうするの?見てくれてる保障もないのに」と言われた。でもそれでもいい、そもそもファンは勝手に好きになって勝手に応援してるのだから。そんなファンの手紙だ。
見てくれてたらラッキー!でも字が汚くて文章もおかしくてごめんなさい!貴方の演技が私は好きなの!そういう気持ちでファンレターをしたため、劇場のプレゼントBOX担当のスタッフさんに推しの名前を告げてファンレターを渡すのだった。

 

舞台俳優応援スタンスをやってみたかったのでやってみた

皆さんがやってたので私もやってみました。

 

基本情報

・アラサー
・少し前までフリーターで現在事務職
・関東端の方のド田舎住在
・移動は車と高速バスで約3時間弱。ソワレ終演後ギリ日付が変わる前に帰宅できるか出来ないか

・観劇自体は12年程前から趣味
 

推しについて

生まれて初めて出来た推しと呼べる人です。
自分の演じるキャラクターを吸収しようとする努力家です。共演者からも努力家と言われていました。
正直私は顔は好みではありません。
 

好きになる基準

推し以外で(あーこの人好きだな)と思う人は面白い人。トークが上手かったり、文章がユーモアに溢れていたり。
↑の感じの人が好きなので顔は正直二の次だが考えてみるとビジュアルは塩顔の人が好きかもしれない。
 

舞台を観に行く基準

・推しの出ている舞台は基本二回以上行く(前方確定プレミアムシートがある場合はプレミアムと通常席を取って近くと引きで観る)。休みと都合がつけば複数回入る。遠征も都合がつけば。
・推しの出ていない興味がある舞台は別日に誘われない限り観劇は一回。
テニミュ3rdは各公演東京公演一回凱旋公演一回。(以前のテニミュは行ける公演はすべて行っていた)


舞台以外のイベント等に行く基準

推しが出ている物だったら都合がつけば。推しが基本都内でしかイベントをやらないのでイベント遠征はしたことがない。
推し以外は以前面白いから好きだった俳優3人組のイベントには自主的に行った事があるが、それ以外のイベントは誘われたりしない限り行かない。


グッズを買う基準

・推し出演作品はパンフレットとブロマイド(あれば)は必ず購入。推しが出来てから初めて同じブロマイドを複数買いした。
グッズも推し関連の物は購入するが撮り下ろしではないクリアファイルは購入しない。(色んな種類のクリアファイルが自宅大量にある為)撮り下ろしだったら購入する。
ランブロやガチャは回すが回数はその時気が向いた数だけ。ランブロは推し以外が出ても持って帰ってファイリングするが、推し以外がダブって会場で欲しがっている人が居れば譲渡なり交換する。推しが出たらもう回さない。
・推しが出ていない作品はパンフだけは基本購入。
テニミュはパンフ+演技が良かったり気になった子のブロマイドを購入。他校が好きなので他校はセット買いする事も多い。


雑誌を買う基準

・推しのインタビューや雑誌の撮り下ろしがあったら購入。(余り小さな記事だと買わない)舞台風景や舞台レポだけだったら買わない。
・それ以外は気になる記事があるものは評判を調べてから購入。


映像を買う基準

・推しの出ている舞台DVDはすべて購入。ドラマにほぼモブ状態で出た事がありDVD化はしているがそれは購入していない。
テニミュDVDは本命校だけ。
・他舞台はよほど気に入らなければDVD購入しない。


プレゼント/手紙について

・ファンレターは観劇二回目と手元にあるチケットの最終日にその舞台の感想を書いたファンレターを出す。
・忙しくてファンレターを公演期間内に書けなかった場合は舞台と舞台の間が短かった場合は次の舞台のファンレターの中に前舞台の感想を書く。間が開くときは事務所へ送る。
・プレゼントは推しの誕生日やクリスマスやバレンタインのイベントの時に送る。然程高い物は送っていない。私服や小物は拘りがありそうなので実用的な物を送っている。
・花は贈った事はないけどいつか贈ってみたい。


普段の行動

SNSは見るだけでコメント等は一切しない。
・推しはSNSの更新をあまりしないので共演者のブログやTwitterや舞台公式Twitterをチェック。
・推しや推しのお友達俳優の写真は基本的に保存。たまに見返してこの時の推しはこんな舞台やってたな~とか思い出したりするのが好き。


同担について

前に推しからファンサを貰った時帰り際に同担に睨まれ聞こえるように悪口を言われた事があり同担が少し怖い。そういう人ばかりでは無い事はわかっているが同担に身構えてしまう。あと最近推しのファンになった人達は勢いが凄くて(ハマりたては仕方がないと思うけれど)複雑な気分なので正直近付きたくない。
ただ友人の紹介で仲良くなった同担の友人は居るし一緒に推しの出ている舞台を観にいったりするので気やノリが合えば同担でも付き合える。

 

こんな感じになりました。ゆるくまったりと推しを応援します。

『推し』が初めて出来た時

今までゆるーく浅ーくメインを某テニスのミュージカルを観てたまに若手俳優が出ている様な舞台を観ていた私に初めて『推し』が出来たのは約2年前。
それまで学校毎に「○○くんかっこいいよね」「○○くん歌上手くなったよね」「○○くんの写真買っちゃった」とか言ったりしてたし、
友人から誰が好きなの?と聞かれて「○○くん好きだよ!ブログとかバクステで面白いし!」と答えるものの○○くんの別舞台には行かない。
もちろん地方公演なんて行った事もない。地方公演やイベントはレポで見て満足するだけ。
稀に別舞台には友人に誘われたりごく稀に気が向いたら自分で行くような事もあるものの、私は俗に言う『茶の間』状態であった。
いや、茶の間を名乗るのもおこがましいかもしれない。
私は何もアクションを起こさなかった。起こさなかったというか起こすのが面倒くさかった。
○○くんに対してファンレターなんか書いたこと無い(そもそも手紙や感想を書くのが嫌いだ。これはまた別で語ろうと思う)
Twitterやブログにリプやコメントを残した事も無い。
土日休めない仕事だからイベントなんて行った事が無い。(一度だけある若手俳優数名のイベントには行った事があるけど当時はこれが精一杯)
友人が自分の推しに贈るプレゼントを悩んで一生懸命選んでいるのや、ファンレターに何を書こうかと頭を抱えて便箋と向き合っているのや、それをプレゼントBOXに入れるのを横目で見ていた。
せっせと毎公演ファンレターやプレゼントを贈り、イベントで「(友人)ちゃんですよね、いつもありがとう」と自分の推しに言われて「認知されていた!」と友人が喜んで私に報告してきたのを「凄いね良かったじゃん!」と聞くものの自分にはそんな情熱はない。
お見送りや客席降りがあるイベント○○くんと目が合ったり一言二言言葉を交わすことがあるものの、
○○くんにとって私はその場に居た観客の一人であり、次の瞬間私の次の人に意識を飛ばし記憶にも残らない存在である。
公演後に友人達とお茶したりして「○○くんあそこのシーンでこうだったよね」と実のない感想を言い合うだけで満足だった。
私はただの『○○くんが気になるただの観客』でしかなかった。

 

そんな私に初めて『推し』が出来た。
推しとの出会いは色んな友人達にある舞台を勧められ、たまたま気が向いてそんなに言うなら観にいこうかなとチケットを取り観た舞台だった。
その舞台はシリーズ物で推しはその舞台がほぼ初舞台だった(以前アンサンブルをしていたらしいがほぼ黒子状態だったらしい)。
正直演技は上手くない、顔も全く好みではない、でも推しが演じたキャラクターがとても魅力的で私の中で何かがストンと落ちた感じがした。
ストーリーもとても面白く舞台と客席が近かったので演者の熱がこちらにまで伝わってくる様な感じで観ながらとても興奮していた。
終演後お見送りがあったのだがふわふわした足取りで「ありがとうございました」と声を掛けてくれる推しの前を通り過ぎた。
その後たまたま同じ日に観劇していた友人を捕まえて時間ギリギリまで劇場近くのスタバで感想を言い合った。
友人はその舞台を私に勧めてきた一人だったのだが「ね?面白かったでしょ?」としてやったりな顔をされて「はい、とても」と返したのを覚えている。
しかし、この段階では今までの『○○くん』とほぼ同じ状態だった。
ファンレターも書かず、コメントも残さない。
ただ違うのはそのシリーズ舞台にハマりテニスのミュージカル同様次の公演が発表されるとチケットを取って劇場に行ったし、関連イベントがあるとそのイベントにまで行っていた。
自分でも凄くハマってしまったな、と思った。他の人からしたら大した事は無いかもしれない。でもそれまで他舞台に関心を持たなかった私がここまで動く事は初めての事だった。

そんなある時推しがそのシリーズ以外の舞台に出演が決まった。
その時私は行く気がなかった。推しは『○○くん』と同じだったのだから。
しかし周囲に「行くんでしょ!?クレジットも名前が前の方にあるから良い役かもよ!?」と焚き付けられたのと、友人の友人の同じ推しファンの子に「良かったら一緒に行きませんか?」と誘われた事により観に行く事になった。
観にいったのは初日、友人の友人がチケットを取ってくれたのだがまさかの最前列だった。
どうでもいい余談だが私は舞台を観にいく時にネタバレを観ていく事が多い。その舞台で良いシーンがあるのに見逃したら嫌だからなのとこういうストーリーなのかと心積もり出来るからだ。
しかしその日は初日、あらすじは舞台サイトに載っているものの内容は分からないし、ゲネをみた関係者が内容を漏らす訳も無かった。
劇場は小さめな小屋で非常に狭く最前列と舞台の距離がもの凄く近かく脚を伸ばしたらステージに当たる位の距離だった。
開演時間になり舞台が始まった。
凄かった。初めて見た時演技が素人目に見ても分かるぐらい上手くなかった推しが他の演技経験豊富な出演者達と同等に演技していた。
役柄も重要なポジションで推しの演技次第ではストーリーが崩れてしまう様な役だったが贔屓目を抜きにしても推しは完璧に演じれていた。
舞台内容も勿論素晴らしかった。重いストーリーだったが音楽も照明も凝っていたしセットもシンプルながら所々に拘りが見えていたし、本当に他の出演者も素晴らしかった。
終演後、客電が点いて立ち上がった瞬間自分がものすごく疲れている事が分かった。知らず知らずの内に真剣に舞台に観入って力は入ってしまっていたのである。
友人の友人と駅で別れて一人で電車に揺られている最中も身体がとても熱かった。
都内には高速バスで通っているのだがいつも観劇後は寝てしまうのにその日は余りの興奮に一睡も出来なかった。
推しがそれまで私が見ていた好きなキャラクターを演じている『○○くん』から『推し』に変わった瞬間だった。
帰宅後すぐにパソコンで次の休みの日の当日引換券を手に入れてAmazonでレターセットを購入した。生まれて初めてファンレターを書こう!と決めたのである。
その日の夜からすぐにファンレターの作成に取り掛かった。ネットで正しい書き方を調べたけど当たり前だけど皆それぞれ書き方が違う。
結局文章が出来上がって便箋にペンを走らせたのは当日開演数時間前の劇場近くのファミレスの中だった。
本当にドキドキした。便箋に書かれた余りの自分の字の汚さにショックを受け何故今までペン字講座なり受けなかったのかと過去の自分を恨んだ。
開演15分前に初めてのファンレターが書きあがり会場へ向かってスタッフの人にファンレターを渡した瞬間恥ずかしさの余りもう帰りたいと思った。
そうは行ってもすぐ舞台は始まるのでチケットを引き換えて会場へ入り舞台を観劇した。
はやり素晴らしかった。
推しを一人の俳優として今後もずっと応援して行こうと心に決めた瞬間だった。

その後推しの為に初めてプレゼントを贈ったり(事務所に送った事もあった)、初めての観劇遠征もしたりした。
稽古着にどうぞとプレゼントしたTシャツを着てくれた写真がアップされた時は思わず悲鳴をあげてしまった。
出演作品には一作品毎にファンレターを送っている。
昔の私に今は推しが出来てファンレターも送ってプレゼントしたりしているんだよと言っても信じないだろう。いまだに自分でも信じられないし。

初めて知った時に比べ推しの仕事は格段に増えた。それに伴いファンも増えていっている。
嬉しい気持ちは勿論あるけど少々複雑な気持ちが無いとは言えない。
推しはこちらから見ると一生懸命な人なので仕事のしすぎで疲れていないかと心配になるけど応援することしか私には出来ない。
ただその唯一出来る『応援すること』をしていきたいと思う。

初めまして

はじめまして

ここには若手俳優の舞台を見て思った事や推しへの応援スタンスなんかを書いていきたいと思います。

 

身バレしたら恥ずかしいので時折フェイクを交えつつ

基本軽く、たまに真剣目にぽつりぽつりと書いていけたらなと思います。