無理せずゆるく応援

観劇してて思った事を書いていこうと思います

推しへの手紙/私のファンレターの書き方

前回ちらっと書いたけど私は手紙や感想を書くのが嫌いだ。
本当に何を書いていいのか分からない。
私には「面白かった」「楽しかった」「感動した」「悲しかった」「つまらなかった」しか感想の引き出しが無い。
故に小中学生の頃の夏休みの読書感想文がだいっっっきらいだった。

何をどうやって作文用紙2枚埋めろというのだ…感動したではいけないのか…。
その延長でちゃんとした手紙も嫌いだ。これまた本当に何を書いていいか分からない。
授業でやる「家族に手紙を書きましょう」みたいな授業もだいっっっきらいだった。家族に何を書けと…?夕飯のリクエスト位しか書くことがない…。

そんな私が推しの出演舞台に感動してこの気持ちを伝えたいと初めて推しにファンレターを書く事に…。
初めてファンレターを書いた時は本当にドキドキしたし、劇場のスタッフさんに渡した時は死ぬほど恥ずかしかった。
ファンレターを書くときに参考にしたのはネットにあった色んな人のファンレターの書き方。
対して参考にならないかもしれないけどたまたまこれを見た誰かがこんな感じで書くのかと思ってくれればいいし、ファンレターを書いてる方がこんな風に書いてる人も居るのかと思っていただけたらな…と。

 

・便箋と封筒
初めてファンレターを書いた時はAmazonでレターセットを購入。
普段手紙類を一切書かないのでレターセットを用意する必要があったが地元がド田舎なので便箋が売っているショッピングセンターに車を10分走らせないといけない事と小中学生向けか本格的なセットしか売ってないからだ。
Amazonなら種類も豊富だし注文時間を気にする事も無いので時間じっくり選んで購入できた。
今は観劇の為都内に行く時ハンズやロフト等でレターセットを選んでいる。
ネットで調べたらずっと同じレターセットで送ってる方と毎回変えてらっしゃる方も居るが私はファンレターを出し始めた最初の頃は同じレターセットを使用していたがそのレターセットが廃盤になってしまったのと買い物に行った際たまたま推しの出演舞台の世界観に似たようなモチーフのレターセットを発見したのでそれをきっかけに毎回違うレターセットを使用している。
それと手紙を書くのが嫌いと言いながら結構枚数を書いてしまうのでセットで買っても便箋が無くなって封筒が余る事もあったのでシンプルで何とでも合いそうな便箋だけ数組買って余った封筒を使ったりしている。
ゴテゴテしたりキャラクター物が余り好きではないので大人しめデザインレターセットで出す事が多い。


・本文
最初の頃は知り合いの方がスマホにとりあえず書きたい事を書いて書き終わったら添削していき、納得出来る文章が出来たら便箋に書き出す方法で書いていたので真似をさせてもらっていた。
スマホなら移動中や休み時間等にいつでも書き出せるし、気軽に添削したり良い言い回しが思い浮かばなかったり調べ物をする時に検索も出来るしとても便利。
今は上記の書き方の他に書きたい事を紙に箇条書きしていき順番を決めて下書きせず一気に書き上げる方法で書いたりしている(次の日観劇予定で時間が取れない時とかはこの書き方)
内容の順番は
挨拶→舞台のちょっとした感想→その舞台での推しの感想(メイン)→推しがSNSで書いた事の感想や要望→締めの挨拶。
こんな感じ。
舞台のちょっとした感想は出演舞台全体の感想、「ずっと笑いっぱなしでした」とか「感動して泣きました」とかそんな感じの事を一行位で。メインは推しへの感想なので全体的な感想は短めに。
その舞台での推しの感想、これは思いの丈を凝縮して(凝縮しないとだらだら書きそうなので)「あのシーンのあの動きでキャラクラターのこんな感情が伝わってきました」とか「別の役者さんがメインのシーンで端の方で○○されていましたね、笑いました」とか。もし何度も観劇予定があるなら「次観る時あのアドリブシーンがどうなっているか楽しみです」とか「感動シーンをもう一度見れるのが楽しみです」みたいなのも書く。
推しがSNSで書いた事の感想や要望、「共演者の皆さんとご飯に行かれていましたね、皆さんのチームワークが良さそうで見ていて楽しいです」とか「SNSで書いてた○○はどうなりましたか?気になるので今度また続きをアップしてください」とか。まぁ当たり障りの無い感じで…。
締めの挨拶、推しの仕事が順調に続いているので「次は『○○(公演名』ですね!今から楽しみです」「お身体に気をつけて頑張ってくださいね」みたいにこれまた当たり障りの無い感じで書く。
こんな感じで書いて便箋が3~4枚になるかな…?
便箋にペンを走らせるのは基本自宅で。初めて書いたファンレターをファミレスで書いたら慣れない環境のせいかただでさえ普段から悪筆なのに更に拍車を掛ける事になったので落ち着いて自分のペースで書けて慣れた机で愛用の筆記用具の類がすべて揃ってる(そりゃそうだ)自宅最高という結果になりました。
ちなみに一貫して「(推しの苗字)さん」で全文敬語で書いています。これはただ単に私が年の上下関係なく知らない赤の他人にタメ口をきかれるのが好きではないから。(多分推しはそういう事を余り気にしなさそうなのであくまで自分の問題)
あと友達みたいにフランクな感じで書くと絶対失礼な事を書く自信しかないし、無駄に便箋の枚数も増える(と思う)のが嫌なのでやらないのもある。
勝手にファンレターの便箋は2~4枚までに収めるというマイルールを作ってる。(読み手の負担を考えて)
自分の名前(署名)は本名で。これは初めてのファンレターを書く際ネットで本名で書いた方が良いというのを見た為。後日友人はファンレターの名前はHNで書いてると言われてショックを受けた。
ファンレターに住所を書いた方がいいと言うネット記事もあったが基本劇場で出す物だし本文に住所必要か…?と思ったので本文にも封筒裏面にも書いてない(事務所に送る時は勿論封筒裏に住所は書いてる/あと劇場で不特定多数の人に見られるかも知れない状況で住所を書くのは正直不安)


・ファンレターを出すタイミング
前回の舞台俳優応援スタンスの記事でも書いたがファンレターは基本観劇二回目と手元にあるチケットの最終日に出す。忙しくてファンレターを公演期間内に書けなかった場合、舞台と舞台の間が余りない時は次の舞台のファンレターの中に前舞台の感想を書く(前舞台の感想は短めに、あくまでその時の舞台の感想をメインに)。間が開くときは事務所へ送る。
毎回出してる方もいらっしゃるが手紙を書くのが苦手な私は感想の引き出しが無さ過ぎるので二回が最大値。なるべく内容が違う様にしてるつもりだけど端から見たら同じ内容のファンレターなのかも知れない…。まぁどうせ推し(と事務所の人)しか見ないだろうし推しも何通もファンレターを貰っているから内容を覚えている事もないだろう…と矛盾ぐるぐる。


・その他
ペンは暗色で記入。これは昔仕事でたまにお手紙を貰う機会があった時いただいた手紙の中に黄色やピンクで書かれていたものがあって読みにくかった事があった為。
友人がファンレターにプリを入れていると言っていたが推しに顔を晒したく無いので(認知されたいとか思わない)今後入れる予定はない。そもそもここの所とんとプリを撮っていない。
連絡先(携帯番号やLINEIDやTwitterアカウント等)は書こうと思った事すらない。
イラストは絵が下手なので描かないけど言葉では伝えにくいもの(舞台の小道具とかセットの一部とか)を伝える時に端の方に描いたりする。イラストでファンレターをかわいく出来る人が羨ましい。
便箋はデコる事は余りない。封をする時稀にシンプルなシールを使う。(シールの前にしっかりと糊付けするけど)

 

こんな感じでしょうか。手紙や感想文嫌いな私がファンレターを書こうとするとこうなります。
最近では少し慣れてきたとは言えまだファンレターを書く時は緊張する。こんなんでいいのかなとか在り来たりな感想すぎだよなとか変な文や字が汚くて申し訳ないな…とかそんな気持ちで毎回ペンを走らせているが、どうにもこうにも推しに「貴方の演技は素晴らしかったんだよ!」と伝えたい衝動が収まらない。こんな私にそう思わせる推しは凄い。
先日母親にファンレターを書いているのを見られ「そんなの書いてどうするの?見てくれてる保障もないのに」と言われた。でもそれでもいい、そもそもファンは勝手に好きになって勝手に応援してるのだから。そんなファンの手紙だ。
見てくれてたらラッキー!でも字が汚くて文章もおかしくてごめんなさい!貴方の演技が私は好きなの!そういう気持ちでファンレターをしたため、劇場のプレゼントBOX担当のスタッフさんに推しの名前を告げてファンレターを渡すのだった。